古民家をリノベ③失敗だらけのタイル貼り
築100年の古民家のキッチンを、DIYでリフォーム中です。今回はタイル貼りの失敗談を・・・。タイルを貼ること自体は、順番通りにちゃんとやれば、全然難しいことではありません。ぜんぜんDIYでいけるんです。しかし、無計画な私は、適当に墨出ししてしまったり、タイルボンドをケチってみたりして、色々と失敗が重なり、散々な目にあいました(笑)そんな経験を経て、やってはいけないことや、あったら便利だった道具を紹介します。
不陸調整とは凸凹のある面を平にすることです。タイル貼りではこれが仕上がりを一番左右します。我が家の壁も凸凹で、ステンレスと壁との段差があり、それを埋めなければなりません。壁の不陸調整は、段差の深さにもよりますが、大抵は、壁の補修パテでいけます。私はこれを、タイルセメントでやってみました。
理由は、タイルセメントが沢山あったからです。タイルセメントの袋にも、不陸調整にも使える旨が書かれていたので、「いけるな」と思ったのです。が、これが間違い。いけるには行けますが、セメントの粒が大きくて、ちょっとした段差を埋めるにはちょっと不向き・・・。全然均一の面にならないのです。
これはたぶん、外壁のコンクリートブロックなどの不陸調整に使うのではないかと思います。
とはいえ、やり始めたので後には引けずに、これで不陸調整をやりきりましたが・・・。
凸凹になってしまいました・・・
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タイルを貼る高さを決めておきます。これをしないと、まっすぐ貼れません。とても重要なところです。
築100年の我が家は、このレベル調整が非常に難しいんです。家自体が若干傾いているから(笑)。床も水平ではないので、床の並行に合わせて貼るのか?それとも水平に合わせて貼るのか?という問題があるのです。
私は悩んで、「キッチンパネルの水平」に合わせることにしたのですが、これも良かったんだか悪かったんだか・・・。まぁ、帳尻はあったので、良しとしていますが。
一生懸命、紐を引っ張ってレベルを出しましたが、途中で紐が緩んでしまったりして不便でした。レーザータイプの水平器があれば、作業も楽だったなーと思っています。レーザー水平器(墨出し)はこの後のリノベーションでも役に立つし、絵を飾ったりするときも便利です。
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タイルを貼るには、タイル接着剤とセメントボンドがあります。まず、DIYでやるなら、タイル接着剤を選びましょう!これはもう、絶対に!!!
私は安かったので、セメントボンドを使いましたが、これが難しい。
この惨状。もう、目も当てられません。
曲がっているし、でこぼこだし、目地からセメントがはみ出ているし、上手く接着できなくて所々抜け落ちてしまったいるし・・・。
仕方がないので、目地からはみ出たセメントは、ノミで削り、剥がれたタイルはタイル接着剤で貼り直しました。
しかし、そもそも、モザイクタイルをシートで購入しなかったのが間違いでした。安かったからバラで買っちゃったんですけど、、、。モザイクタイルを一枚づつ貼るのはかなり大変なので、養生テープを使って、自作のシートを作成して貼ったんですが、その手間が尋常ではなく、もう二度とやりたくありません。
このあたりは、絶対にケチってはいけないところだったんです。
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それでもなんとか貼り終わりました・・・。
最後に目地を入れれば完成。
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失敗しないポイントは以下の4点です。
このあたりをちゃんとやれば、タイルをキレイに貼ることができると思います。
タイルのカットの仕方や金属にタイルを貼る方法は、「キッチンのステンレスにタイルを貼る」に記載しています。