和室の真壁を大壁にする、工程と費用 。築100年の古民家をアトリエにリノベーション中です。
さて、いよいよ壁の工事です。
古民家の土壁を生かしたリノベーションをしたいので、多くの壁は真壁のままにしました。が、大きな作品を描くには、大きな壁が必要です。
なので、一面は、アトリエとして活用しやすいベニヤの大壁にリノベします。この作業は、天井や基礎工事にくらべると、かなりDIYしやすい内容ですが、ついでなので大工さんにおねがいしました。
真壁は柱が見える壁で、柱で立てる日本の建築で使われている壁です。一方大壁は、柱は壁の中なので、柱は外から見えません。壁で支える洋風建築は大壁です。真壁は柱が見える設計なので、柱の質や見た目がとても重要です。そのため、真壁から大壁にすることは比較的簡単ですが、大壁を真壁にするのは難しいでしょう。
<期間>2日間
<費用>
ベースになっているのは、土壁と砂壁です。この壁はそのままに、455mm間隔で間柱を立てていきます。
横に胴縁を設置します。土壁を剥がした部分は他よりも壁の厚みが薄いので、木材を挟んで高さを調整していました。
3、壁材を貼る
ベニヤ板を釘で打ち付けます。
壁材は、石膏ボード(プラスターボード)かベニヤ板を貼ります。
私はベニヤ板を貼っていただきました。画鋲や釘が効くので、絵を貼ることが容易だからです。材料費は石膏ボードより高くなりますが、大した広さでは無いので、プラス3000円ぐらいだと思います。
4、幅木を設置する
最後に幅木をつけてもらいます。
幅木はボンドをつけてから、釘が見えないように打ち付けていきます。
この幅木があることで、このあとの床板貼りが、俄然やりやすくなります。一見、なくても良さそうな幅木ですが、幅木には、壁と床との隙間を隠したり、壁が汚れないようにするといった役割があるそうです。
我が家の場合、真壁と大壁の両方が部屋にあるので、幅木の厚みを一定にすると、床面が凸凹してしまうので、場所によって幅木の厚みを変えるという仕事がありました。これは、プレーナーが無いと難しい作業です。ハンドタイプのプレーナーは、10,000円ちょっとぐらいで入手できそうですが、、、。どこまで機材にお金をかけるか悩みますね・・・。
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細かいことを気にしなければプレーナーが無くても出来ますが、キレイに納めていくなら、プレーナーを購入するか、プロにお任せしないと難しそうです。
ちなみに、大工さんが使っている作業台はワークテーブルといって、とても便利です。バラしておけば隙間に置いておけるぐらい薄くなるので場所を取らないし、作業台としても安定していて、お値段も手頃。ソーホースはカッコ良くて、これもアトリエ向きなテーブルなので、ちょっと欲しいなと思っています。
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真壁から大壁への変更を大工さんに施工してもらいました。大工さんの作業はこれでおしまい。後は私のDIYで内装です。
<リノベーションここまでの流れ>
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