キッチンのステンレスにタイルを貼る
古民家のキッチンをDIYでリノベーション中。昭和のキッチンは、ステンレスのキッチンパネルです。ステンレスはキッチンパネルの機能としては優秀ですが、おしゃれにしたいので、モザイクタイルをキッチンパネルに貼ることにしました。
キッチンパネルは、接着剤で壁に貼ってあるだけなので、剥がすこともできますが、失敗するとこうなります。↓↓↓
穴が空いちゃった・・・。
こんなふうに穴が空くと、修繕にかかる手間は結構なもんです。なので、直接、ステンレスのキッチンパネルにタイルを貼ることにしました。
タイルを貼る下地が金属の場合は、下処理をしないとくっつきません。金属はツルツルなので、こうした処理が必要なんですね。
プライマーは少量で大丈夫です。私はセメダインのシリコンシーラント プライマーを使いました。プライマーは揮発性であんまり体に良くないので、手袋をして、換気をして扱います。ハケでステンレスのキッチンパネルの上に、プライマーを塗ります。
塗った後はすぐに施工します。貼る場所が広い場合は、1、2時間で施工できる範囲を塗ります。
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ステンレスにタイルを貼る場合、タイル用のボンドでは貼りつきません。シリコーンシーラントを使います。シリコーンシーラントは普通、隙間を埋めたりするのに使うものです。お風呂場とかキッチンとか水回りに使用されます。抗菌タイプとそうでないタイプがあります。抗菌タイプの方が、ちょっと値段が高い。
直接水がかぶるようなところは、抗菌タイプが良いです。タイルを貼る場合は、別に抗菌でなくて良いと思うのですが、私は念のため抗菌タイプのものを選びました。
コーキングガンも一緒に購入。コーキングガンは、陳列棚に並んでいる一番安いやつを使いました。
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タイルにシリコーンシーラントを塗り、キッチンパネルに貼ります。間にスペーサーを挟むと、均一の目地で貼ることができます。スペーサーはタイルがくっついてから取り除くか、目地に埋まっているものは、そのまま取らなくても大丈夫です。
コーキングガンが結構硬くて、たくさん貼ると手が疲れます・・・。
※シリコーンシーラントがタイルの表面につくと、後ではなかなか取れないので、汚れた部分は拭きとりながら施工します。
※スペーサーは2mm、3mm、4mm、5mmのものがあります。スペーサーの幅は、タイルの大きさによって調整します。
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タイルはシート状になっているものが便利です。この、小さいモザイクタイルを一個づつ貼るのはとても面倒ですし、スペーサーを使っても、均一に貼るのは至難の技・・・。
私は、タイルを貼り始めて30分もしないうちに「これは無理・・・」と思いました。
そこで、養生テープを使って、モザイクタイルをシート状にして貼ることにしました。
こんな感じで、スペーサーを使いながら、養生シートにタイルを貼っていきます。
これでまとめて、壁にタイルを貼ることができます。
養生テープは、タイルが貼りついた後に剥がせばOK。
ものすごく効率がアップしました。でも、やっぱり、モザイクタイルはシートタイプがオススメです。（笑）
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全体が貼れて、あとは水道の周りだけになりました。このあたりは、タイルをカットして貼らなければなりません。タイルをカットするにはいくつかの方法があります。
ちなみに、インパクトドライバーの先に、ダイヤモンドカッターを付けてカットしてみましたが、それはちょっと難しかったです。
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私が購入したのは「喰いきり」です。これでタイルを挟んで、ガリガリと喰い切りながらタイルを整形していきます。
喰いきりは、一気にカットすることはできません。端っこから少しづつガリガリと喰い切っていきます。はじめは難しいが、喰いきり始めたら、あまり力を入れなくてもガリガリ削れていきます。
なんつって、そう上手くはいきません。モザイクタイルは小さくて硬いので、上手く喰い切れなくて、いくつも割ってしまいました・・・。直線や曲線ならわりと簡単ですが、直角は至難の技でした。
目地を入れたら、ものすごくキレイになります。目地入れは簡単です。
目地剤を水で溶いてヘラで塗り、ある程度乾いてからスポンジで拭き取ります。
目地材は内装用の物を選びます。水回りなので、防カビ仕様のものがオススメ。詳しい目地材の選び方はこちらの記事がおすすめです。
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タイルを貼ると、ステンレスよりも温かみのあるキッチンになりました。私は、バラになっているモザイクタイルを使ったので、3日ぐらいかかってしまいました。コストと労力を天秤にかけても、モザイクタイルはシートタイプが絶対に良いです。シートタイプなら1日作業です。
あとは、ちゃんとレベルを出しておけばよかった・・・。と後悔。
みなさん、正しいタイルの貼り方をちゃんと予習してからの施工をしましょうね・・・（笑）
この後、ステンレス部分だけでは中途半端なので、タイルの部分をもっと増やすことにしました。これがまた、失敗だらけで（笑）次回「失敗だらけのタイル貼り」につづく・・・。