古民家をリノベ②壁の補修とアク止め お風呂場を倉庫化して、キッチンにあった大量の額を収納することができるようになったので、早速キッチンのリノベーションを始めました。築100年の古民家のキッチンは、とにかく古くて汚い。アトリエとしては、筆などを洗う流し場として利用しますが、筆を洗うのも嫌になるぐらい。
天井に貼られたベニヤ板には、大工さんの手の跡が滲み出てきていて、なんだか怖い手形がたくさんありますし、換気扇はドロドロで、壁は油汚れがあったり、へんな穴が空いていたりします。
とにかく、壁や天井は白くして、筆や絵具を置くことができる棚や作業台を備え付けていきたいと思います。
壁はベニヤ板と軽カルボードのところがあります。軽カルボードは、ステンレスを剥がしたところや色々ぶつけちゃったところに穴が空いています。穴には補修ネットを貼って、その上からパテで埋めて補修します。ボードとボードの間のつなぎ目も同じように補修ネット+補修パテで埋めて、段差をなくします。パテが乾いたら、サンドペーパーで平らにして、補修終了。
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壁穴だったら、↑こうゆうのが便利です。ボードのつなぎ目は、ロールになっているタイプがコスパが良いです。
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塗装する前に、塗りたくない部分はマスカーテープやマスキングテープで養生します。ここを丁寧にしておくのがとても大事で、仕上がりに大きく影響します。マスカーは布テープ付きのビニールテープです。マスカーやマスキングテープは、汚れがあると剥がれてしまうので、拭き掃除をして、水気が残らないように乾拭きもしてから、養生するのがポイントです。
マスカーは色々な幅のものがあります。幅180cmのものは床や壁を大きく覆う時に使います。50cmぐらいのものと両方用意しておくと便利。この後も使うので、かなり多めに購入しました。
細かい部分はマスキングテープを使います。100均のマスキングテープは、長時間貼っていると、剥がした時に跡が残ってしまうこともあるので要注意です。
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シーラーとは、シール。すなわち下地を覆う塗料のこと・・・のようです。塗料を塗る下地がアクが出るものの場合は、アクを止めるシーラーを塗る必要があります。アクが出る下地は、木材や汚れがある古壁などです。基本、ケイカルボードや土壁、しっくい壁、石膏ボードなどはアクは出ないのでアク止めシーラーを塗る必要はありません。
※土壁がボロボロとしている場合は、補強用のシーラーを使います。このシーラーはたいていはアク止め機能もあります。
アク止めシーラーは、とても丁寧に塗らないと、茶色いところが出てしまったりして、失敗します。とくに、上塗りする塗料が漆喰や珪藻土のような塗料の場合は、アクを吸い上げて表面に出してしまうので、一層しっかりとしたアク止めが必要です。
私はかなり適当にやっちゃって、ベニヤ板や杉板の部分はかなりアクが強かったため、茶色く汚くなってしまいました。時間もシーラーも無駄遣いしてしまった・・・。
これでだいぶキレイになりましたが、それでも一部、うっすらと茶色っぽいところが出てしまいました。古材のアクはそう簡単に止まってはくれません・・・。しょうがない・・・。
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穴の修繕と養生で1日、アク止めシーラーで2日かかります。私の場合は、アク止めをやり直したり、パテ塗りが足りなくて塗り足したりしたので、4日ぐらいかかってしまいました。
次回はいよいよ壁と天井を塗る作業です。まずはどんな塗料にするか?探してみました。